2010年08月28日

[舞台] 友情 秋桜のバラード   add to hatena add to hatena

昨日は、銀座の博品館劇場で舞台鑑賞。

2年くらい前から親しくさせて頂いている都築監督が
主催されているワークショップ参加者が出演するということで、
都築さんとの再会も兼ねて舞台へ。

鑑賞したのは、11年も前から上演されている、
「友情 秋桜のバラード」という作品で、
白血病や骨髄移植をテーマにしたもの。


ここで知っている方は気づいたと思うけど、
私は、今年の1月に"身内"を急性骨髄性白血病で失っている。

説明がおっくうで、それ以上に泣き出しちゃいそうで、
この事は舞台後の飲み会では話さなかった。

と言いつつ、不思議なことに、劇場に入ってパンフを読むまで、
そのことがリンクしなかったのだけど・・・。


さて、話題を舞台のことに戻す。

この話は、白血病になってしまった女子中学生が、
人として生きていく過程で、特に家族やクラスメートとの触れ合いから、
感じたことや考えたことをストレートに表現したもの。

ストレートに表現とはどういうことか。細かい演出のことは
分からないけれど、抽象的な描写などでお茶を濁すのなく、
そのまま言葉や体で表現する。

だからこそ、見ている側は、生きるとはこういうことか、
白血病と戦うというのはこういうことなのか、
と自然と考えさせられる。そんなお話だった。


これも飲み会では話さなかったけど、一つだけ不満が。

私は、実際に家族として白血病患者に接していたわけだが、
本人がそれを受け入れ家族に伝えるということすら
苦悩していたのを知っただけに、本人と家族役の方からは
その「葛藤」をあまり感じなかったのは、個人的には残念だった。

だけれども、子供たちの素直な表現には心をうたれ、
自然と涙が溢れてきた。

心に響く、とてもいい舞台だったと思う。

2010年04月27日

Javaコーディング規約が公開されました   add to hatena add to hatena

エスエムジー株式会社にて、
Javaのコーディング規約が公開されています。

Javaコーディング規約
このコーディング規約は、開発者自身の経験、および、最近のJavaの動向を踏まえ、
現場で本当に役に立つノウハウをまとめたものです。

そのため、Eclipseで自動でフォーマットできるような簡単なスタイルの規約については
記述を省略し、より重要となるコーディングテクニックや考え方について記述しています。

これからJavaを学ぶ新人の方はもちろん、開発者の技術力向上に繋がる内容に
なっていると思います。

Eclipseのコードフォーマッタの設定ファイルも公開されています。

2009年12月17日

現在、デスクトップ仮想化に注目中   add to hatena add to hatena

最近、デスクトップ仮想化技術に注目しています。

具体的には、以下の2つのプロダクトです。
  1. SPICE
  2. Neatx

Neatx(というかNXサーバ)は、Xプロトコルをベースに設計されており、
技術思想的には面白いと思います。ただ、Neatxは、Googleの20%ルールの下で
開発されていると書かれているので、どこまで発展するのか不明です。

メーリングリストを購読していると、それなりにメールが流れてきますが、
動く動かないの話がメインですね。

その点は、SPICEは、仮想化ソリューションの拡充を図っているRedHatが
結構本腰を入れるような気がするので、今後の展開が楽しみだと思っています。

2009年11月22日

IBusが動かなかった理由判明   add to hatena add to hatena

やっと時間がとれたので、IBusが動かない理由を調べ、
原因が分かりました。

IBusは、getuid()関数とgetpwuid()関数を使ってユーザ名を取得し、
その値と環境変数やgetlogin()関数から取得できるユーザ名が
同じであることを確認することで、suやsudoを使って
rootとして実行していないことを判定しています。

その際、ユーザ名を取ってくる環境変数の順序が、
  1. SUDO_USER
  2. USERHELPER_UID
  3. USERNAME
  4. LOGNAME
  5. USER
  6. LNAME
となっています。

このうち、IBusが起動しなかった環境では、
古い環境設定を引き継いだ関係でUSERNAMEに空文字
が設定されていました。

結果、空文字をログインしたユーザ名と比較し、
不一致として検出したため、動作しなかったようです。

・・・それは情報がないわけだ。。

2009年11月09日

Kubuntuを9.10にアップグレードしたが、IBusが動かない   add to hatena add to hatena

Kubuntu9.04から9.10にアップグレードしてみた。

アップグレードの仕方が良くなかったのか、
デフォルト入力システムがIBusになったためか、
日本語が全く入力できなくなった。

IBusを起動しようとしても、
Please run ibus-daemon with login user!
Do not run ibus-daemon with sudo or su.
とか表示されて起動しない。

このメッセージをGoogleで調べても、1件もヒットせず。
誰も困っていないのかな。

それとも、IBusが必要な環境でKubuntuを使っている
人が一人もいないのか・・・。

2009年07月29日

Google Waveのプロトタイプ実装が公開されました   add to hatena add to hatena

Google Waveのプロトタイプ実装が公開されたようだ。


デスクトップの将来像を、Webなどのネットワーク、
携帯電話などの個人が利用しているデバイス、
そしていわゆるデスクトップアプリをつなげる
"インテリジェント"な「ハブ」になると考えている。

言い方を変えれば、Google Waveのようなコラボレーションの
プラットフォームにつながる基地になるのだと思う。

そんなことを考えているので、
コラボレーションの新しい基盤を作ろうとしている「Google Wave」と
新しいOSを作ろうとしている「Google Chrome OS」
の両プロジェクトには非常に興味がある。


ということで、早速ダウンロードしてみた。

アーカイブが公開されているわけではなく、
Mercurialのリポジトリが公開されているだけなので、
リポジトリをcloneする必要がある。

そういえば・・・Mercurialは初体験だったりする。

さて、公開されているコードは、ほとんどJava。

一部、common.protoなどのProtocol Buffersのファイル

他にも、Third Partyのライブラリが置かれているディレクトリに、
Guice2.0のJarがあるなど、Google自身が開発してきたプログラム
を活用しているようだ。

見たところ、通信自体はProtocol Buffersを使って、
その上にWaveのデータ(Wavelet?)を使ったオペレーションを
定義することでプロトコルを定義している感じ。


ニュースには、合計で40,000行近いコードを公開したとあるが、
ほとんどはexampleの下にあるコード。

とは言え、ここにwaveserverやwaveclientなどが置かれているので、
Google I/Oのデモで利用されたようなサーバやアプリの実体は、
このディレクトリにあるようだ。

つくりを理解するには、ここにあるwaveserverのコードから
見ていくのが良さそう。

今後も、暇をみて、Google Waveのコードと戯れてみるつもり。

2009年07月22日

Twitterの文書漏えい事件の攻撃手法が明らかに   add to hatena add to hatena

Twitterの機密文書が漏洩した事件が報じられている。
マイコミジャーナル:Twitterの機密情報が漏洩 - 幹部のGmailにハッカー侵入か

TechCrunchでは、その攻撃手法が公開されている。
TechCrunch Japan:Twitterのハッカーとのコンタクトに成功―攻撃手口の詳細が判明した

興味深いのは、一箇所のセキュリティが破られると、
いとも簡単にほとんど全ての情報が危険にさらされてしまう
ということである。

クラウドコンピューティングでますます利用が進んでいる
Webシステムのセキュリティが(まだまだ)意外と脆弱なこと、
ユーザの不注意がそれに加えて危険度を高めていることが良く分かる。

これから、さらにセキュリティが強化されるとともに、
ユーザ側のパスワードを使いまわさないなどの
基本的な対処が必要になる。

ついでに書けば、日本のクラウドはセキュアを売りにする
ということが、改めて理にかなっていると感じた。

2009年07月10日

Google Chrome OS開発へ   add to hatena add to hatena

Google Chrome OSの記事を一通り読んだ。

「Google Chrome OS」は、ブラウザ中心にOSを設計しなおす
というのが特徴となっている。

昨年、Desktop Architect Meeting 5に行き、
「Common Desktop Infrastructure」というテーマで発表した。

その際、新しいデスクトップのコンセプトが必要でしょうとか、
デスクトップはHubになるとか言っていた者としては、
「Google Chrome OS」というのは規定路線ではある。
ある意味では、一つの解。

自分がその流れの一部を担えていないのが、
残念なくらいに。


ただ、個人的には、既存のデスクトップアプリが
全てブラウザの中に入ってしまうというのは不便に思える。
不自然といった方が適切な表現かもしれない。

どちらかと言うと、デスクトップアプリケーションが
全てネットワークにつながるようなイメージの方が、
私にとっては自然な感じがする。

全てのアプリケーションが「ブラウザ化」する
という言い方もできる。


「Google Chrome OS」とは、
カーネルのレイヤーの上に、Google Chromeのレイヤーが乗り、
その上で全てのアプリケーションが動くということなのかもしれない。

それなら、私のイメージ、全てのアプリが「ブラウザ化」する、
デスクトップがHubとなるというイメージとも
すんなり結びつく。

だとすれば、OSの定義が変わるのではなく、
デスクトップの定義とブラウザの定義が変わる
のではないかと思える。

2009年06月22日

パソコンが故障してました   add to hatena add to hatena

2009/5/22(金)の夜、自宅に帰ったマシンの電源を入れようと
したところ、起動しないというトラブルに見舞われました。

いろいろ試して、紆余曲折あったのですが、
マザーボードの故障の疑いが深く、復旧が困難でした。
5年以上前のマシンだったので、代替のマザーボードの
入手も困難だったのです。

そこで、やむを得ず新規マシンの購入となりました。

で、まだ環境整備中ではあるのですが、
とりあえずインストールが終わりネットワーク社会に
復旧したのが6/7(日)の夜。


その間に、Google I/O、WWDC、JavaOneなどがあり、
社会復帰は大変でした。

やっとの思いでup to dateな状況になったのが昨日。

ずいぶんと遅れて、Google Waveの詳細記事を読んで
興奮しているところです。

「もしいま、メールというシステムを最初から作り直すとしたら、
どんなものになるだろうか」
っていい言葉ですね。

もし、今からデスクトップというものを最初から定義しなおす、
構築しなおすとすれば、どんなものになるんだろう。

ただ今、そんなことに思いを馳せています。

2009年04月22日

Google App EngineのSMS認証ではまらないために   add to hatena add to hatena

Google App Engineでは、Application IDを取得するために
携帯電話のSMSを使った認証が間に入ります。

アカウント取得のタイミングではなく、Application IDを
取得するタイミングで、認証コードを送信する先の
携帯メールアドレスを要求されます。

ここで、過去の別アカウントの認証に利用したアドレスを
入力すると、既にそのアドレスは使われていると怒られてしまいます。

Python版の認証に利用したアドレスもNGです。
(少なくとも、私はダメでした。)

携帯電話の番号も指定できるのですが、auの場合は無理っぽいです。

そこで、やむを得ず友人のアドレスを借りました。
IT業界じゃないので、面倒でしたが。。。

携帯アドレスくらい、二つは持っておけということですかね。

2009年04月14日

Google App Engine for Javaのアカウント取れました   add to hatena add to hatena

Google App Engine for Javaのアカウントは、
先着10,000名に限定されているという話でしたが、
今日(4/14)の時点で取得できました。

Googleのドキュメントに10,000名という記述が
見当たらないので、制限を変えたかもしれませんね。
もしかしたら、まだ10,000名に達してないのかもしれませんが。

"Uploading Your Application"より
During this "early look" of Google App Engine for Java, the ability to upload Java applications to App Engine is reserved for a limited number of developer accounts. All users will be able to upload Java apps when we do a full release of Google App Engine for Java in the near future.

サインアップは、こちらからできます。
http://appengine.google.com/promo/java_runtime

その代わり、アカウントごとに10個のアプリIDしか取得できない、
つまり10個までしかアプリケーションをアップロードできない
という記述がありますので、不用意にアプリをアップしないように
注意したいところです。

同じく"Uploading Your Application"より
There is no way to delete an application in App Engine. You can register up to 10 application IDs per Google account. If you do not want to use one of your allotted application IDs for the tutorial, you can just read this section, and refer to it later when you are ready to upload your first application.

【追記】
登録開発者は、4/15の時点で2万5千人に達していたようです。
やはり、1万人の枠は拡大したみたいですね。

2009年04月13日

思ったよりGAEのJavaは制限されている   add to hatena add to hatena

Google App Engine Javaについていろいろ調べながら、
Googleのドキュメント「The Java Servlet Environment」を読んでいた
のですが、思った以上に制限が厳しいですね。

当初から情報は見かけていましたが、以下のような制限が明記されています。

  1. ファイルシステムに書き込むことはできない
  2. システムコールの実行ができない
  3. スレッドの生成ができない
1番目は、App Engine datastoreのAPIを使うように記述されています。
2番目は、システム的に無理なのは当然かな、という感じです。
このあたりは仕方ないでしょうね。

しかし、スレッド生成ができないのは厳しいですね。
使い慣れたプログラミングパターンが使えなくて困ることがありそうです。
ただ、current threadに対しては、メソッド実行が許可されているみたいですね。


加えて言うと、当然かもしれませんが、Java VMのオプションが指定できなそうです。
ドキュメントには明言されてませんが、そのための口が見つからないので、
たぶん間違いないと思います。

そのため、「-XX:+PrintClassHistogram」や「-javaagent」といった
解析に使われるオプションは全く使えませんね。

何かしら嵌った時には、痛い目にあいそうです。

2009年04月12日

メタルギアソリッド4の小説作家が死去   add to hatena add to hatena

ヒデラジを聞いて知りましたが、
メタルギアソリッド4の小説を書かれた、
伊藤計劃さんが3月に亡くなってしまったそうです。

伊藤さんのことは、全く知らなかったのですが、
将来を期待された作家であったとの話でした。

MGS4はとても楽しく、感動しました。
その後に読んだ小説は、それより遥かに涙しました。

ストーリーに涙し、未来への期待にも
心が奮えました。

非常に素晴らしい作品を書く方
だったのだと思います。

とても残念なことですが、ご冥福をお祈りいたします。

2009年04月08日

Google App EngineでついにJavaがサポートされた   add to hatena add to hatena

Google App Engineにて、ついにJavaがサポートされたようだ。
対応するJavaのバージョンは、「6」。
上記のニュースによれば、Java対応に合わせて、
Eclipse用の開発プラグイン、スケジューラ「Cron」なども追加されてるらしい。

他にも、分散メモリーキャッシュや、Java Data Objects(JDO)、
機密データ利用のための仕組み「Secure Data Connector」などの
データ操作周りの機能が追加されているようだ。

Google App Engineが、本格的にエンタープライズ領域を
ターゲットとしたようだ。年初の想像以上に、年内のクラウド活用が
進むかもしれない。

個人的には、Javaでいろいろ遊べるのが楽しみだな。

2009年04月07日

「Debug Hacks」が4月25日に発売   add to hatena add to hatena

O'Reillyより、「Debug Hacks」という本が4月25日に発売されるようです。
「Debug Hacks -デバッグを極めるテクニック&ツール」

吉岡さんのブログでデバッグの話があったのは、
壮大なフリですかね。

でも、目次を見る限り、
C言語プログラムとカーネルに特化している感じで、
とても面白そうです。

2009年03月31日

TomTomの特許訴訟で何が起こったのか?   add to hatena add to hatena

各メディアが報じているが、MicrosoftとTomTomとの特許侵害訴訟が
和解に至ったらしい。

CNET Japan:「マイクロソフトとTomTom、特許侵害訴訟で和解」

和解の一環として、TomTomはMicrosoftの地図機能とファイル管理機能
に関する特許保護のための金銭的補償をMicrosoftに対して行う。
これらの特許は、TomTomのLinuxカーネル使用によって侵害されたと
Microsoftが主張していたものだ。同時にMicrosoftは、 TomTomが
Microsoftに対する反訴の中で言及したTomTomの特許を利用できるようになる。
この件で、MicrosoftからTomTom に対する支払いは行われない。

不思議なのは、一週間程度前に、
TomTomがオープンソース特許ネットワーク(Open Invention Network、OIN)
に加盟したというニュースが流れていたことだ。

CNET Japan:「TomTom、オープンソース特許ネットワークOINに加盟」

これは、普通に考えれば、TomTomが訴訟対策の一環として
備えをするための動きだろう。だとすれば、和解までの合間が
非常に短いように思う。

そのため、OIN加盟の後に、Microsoftから、訴訟を長引かせるよりも
メリットがある提案がTomTomに渡されたと見るのが自然だろう。

そうなると、この和解に至るまでに、特許侵害自体の有無は、
あまり議論されていないのではないかと思う。
争点は、ビジネス的な条件だったのではないか。


また、TomTomのページにプレスリリース文が見つからなかったので
元の発表を読んだわけではないが、Linuxのコードに特許侵害を
しているコードが存在しているとの結論に達したようにも、
そうでないようにも読める。

いずれにせよ和解に至り、合意の詳細も公開されていないため、
何かが立証されたり、証明されたわけではないことには注意が必要である。


これでTomTomの特許侵害訴訟は終了したわけだが、
MicrosoftがLinuxの特許侵害を主張し商業利用企業に
クロスライセンス契約を迫っている問題は、
訴訟の可能性も含め、さらに拡大していくものと思われる。

2009年03月28日

[舞台] マヌ★カン   add to hatena add to hatena

劇団TRAPPERの舞台、「マヌ★カン」を見てきた。
場所は、新宿シアターモリエール。
主演(?)は、建みさととミスターちん。

ジャンルとしてはコメディであるが、
その一言だけではもったいない。

少しジーンとくるシーンもありつつ、
思わず爆笑してしまうナンセンスギャグ的なシーンもあり、
心に響くエンタテイメントに仕上がっている。


特に、終盤一歩手前あたりで、伏線が出尽くし
シナリオが読めた感じもしたが、そこから予想を
大きく裏切るネタがあったり、少し泣かせる締めもあったりし、
「そうくるのか」といい意味で裏切られた感じだ。

(たぶん)パンフレットにも意図が込められており、
演出家の方の遊び心や意欲が盛りだくさんだった。

途中、盛り込みすぎた気も若干したが、
最終的には上手くまとまっていて良かったと思う。


見に行った甲斐があった。
今後もなかなか楽しみである。

2009年03月26日

なぜ「EclipseバンドルのGlassFish」がリリースされた   add to hatena add to hatena

マイコミジャーナルより
「Sun Microsystems、EclipseバンドルのGlassFishをリリース」

私の知る限り、あれだけNetBeansを推しているSunが
EclipseバンドルのGlassFish(英語からすると「GlassFishバンドルのEclipse」が正しいような)
を出してきたのか謎である。

GlassFish同根版のNetBeansも存在するようではあるが。

やっぱりIBMのSun買収話は結構進んでいるのか
・・・というのは邪推のしすぎかなぁ。


この邪推はともかく、個人的にはIBMがSunを買収するとすれば、
UNIXサーバだけでなく、今流行の「クラウド」ビジネスも視野に入れている
と個人的には見ている。

IBMのBlue Cloudはいわゆる「プライベートクラウド」であり、
世間の流れとは間逆に進んできてしまったと言える。

一方のSunは、「Open Cloud Platform」を買収情報が流れた直後に
発表しており、IBMのBlue Cloudとは相補的な関係になると思う。

買収の情報が流れた後のSunの発表が
買収を促すための情報に見えて仕方ないのは私だけだろうか。

2009年03月22日

Unix Magazine 2009年4月号は面白い   add to hatena add to hatena

何年か前から季刊雑誌となったUnix Magazine。
最新の2009年4月号が面白い。

いろいろなところで「クラウドをつかむ」というタイトルの特集
が話題となっているが、実はそれ以外も面白い記事が
掲載されている。

載っているのは、以下の3つの記事だが、
どれも導入的かつ割りとコアな内容が書かれており、
最新動向を知るにも、これから詳細を学ぶ最初にも丁度良い内容だ。
  • 「iPhoneのアーキテクチャ」
  • 「OpenSolarisの魅力と実力」
  • 「次世代ファイルシステムを知る ext4&Btrfs」
実は、まだ肝心のクラウドの特集は、
後回しにしていて読めていないのだが、総ページ数が約80ページと、
ボリュームだけでもすごい。

けっこうお買い得な感じに仕上がっているのではないか。

#記事が大きく括ると4つというのも、ある意味すごい。

2009年03月21日

[映画] おくりびと   add to hatena add to hatena

遅ればせながら、アカデミー賞の外国語映画賞
を受賞した「おくりびと」を見てきた。

昨年の夏ごろに予告編を見たときから
見てみたいと思っていたのだが、タイミングが悪く、
映画館に行く時間がとれずに断念していた。

しかし、アカデミー賞を受賞したことで、
アンコール上映も行われることになり、
見る機会ができた。


アカデミー賞の受賞でご存知の方も多いと思うが、
おくりびとは、葬儀の際に故人を棺に入れる
「納棺師」を題材にした作品である。

「人生」というものを、よくある死に臨む人々を
中心に表現するのではなく、死後に立会い、送り出す、
影の存在を中心に表現した映画だ。

作品として、観客の引き込み方、ストーリーの展開、
演出など、どれをとっても王道といえる。
心に暖かいものが残る、素晴らしい作品となっている。


「おくりびと」自体素晴らしい作品だが、
個人的には、一月ほど前に見た「ベンジャミン・バトン」
との対比がより心に残った。

ベンジャミン・バトンは、いわば「人生」を
徹底して「生きる」という側面から描いた作品である。

一方のおくりびとは、「死(死後)」の側面から描いた
作品であると言え、両者は、同じテーマを
全く逆の視点から描いたような作品だ。

描かれている世界観の違いにも、
アメリカと日本の違いがにじみ出ている。

ベンジャミン・バトンとおくりびとの
主人公達の人生の違い、そして性格の違いからは、
つくづくアメリカと日本人の人生観は違うのだ
と感じずにはいられなかった。

しかし、実は両者には共通点も多い。

それぞれの人が、それぞれの幸せを生きる人生。
死を尊ぶ最期。

習慣や価値観の相違はあれど、
どこの誰であっても人間としての共通点は持っている。
そういう世界が描かれている。

人は誰でも紆余曲折の人生を過ごし、
アクシデントに愕然とし、思わぬ幸運に涙する。

生きていることは尊い。
だからこそ、その生を振り返り心に刻む死も、
ある意味で尊い。


帰り道、作品を振り返りながら
そんなことを感じていた。

両作品を見て、この貴重な機会を得た
ことに感謝しよう。